オリーブオイルで便秘解消!効果と正しい摂取方法について
便が何日もすっきり出ないと憂鬱な気分にもなるのでつらい日が続き、肌荒れに悩まされる女性も多く、だるさや疲労感、不快感など、体だけではなく心も不調になってしまいます。
そんな便秘を解消するべく、様々な取り組みを行っている人もいますが、いまいち効果がないと悩んでいませんか?
そんな時には体に良いと言われている「オリーブオイル」で便秘解消を目指してみてはいかがでしょうか。
すっきり快調な日々を過ごすためにも参考にしてください。
オリーブオイルにはどんな効果があるの?
なんとなく体に良いイメージのあるオリーブオイルですが、便秘解消に本当に効果があるのか不思議に感じている人もいるでしょう。
そこで、オリーブオイルがもたらす効果について解説していきます。
腸の活性化
オリーブオイルにはオレイン酸が含まれています。
便を柔らかくしてくれる
便が硬いと出しにくくなってしまいますが、スムーズに排出させるためには、便がある程度柔らかくないと腸のなかを動くことができません。
そんな時、オリーブオイルを摂取すると便が水分を保持するため乾燥しにくくなり柔らかさを保つ作用があるのです。
それに加えて油分の効果によって滑りもよくなるので、排便がスムーズになります。
自律神経を整える
便秘と自立神経は関係ないと思っている人もいるでしょうが、お腹の張りは自律神経が関係していると言います。
緊張した時やストレスを感じている時は、自律神経が過敏になってしまうため、お腹が張りやすくなるのです。
しかし、オリーブオイルに含まれているビタミンEの作用によって自律神経が整いお腹の張りにも良い影響を与えてくれるのです。
便秘以外の効果
便秘に関係する効果以外にもオリーブオイルを摂取することで、体には様々な良い影響があり、その一つ目は悪玉コレステロールを減少させることです。
LDLコレステロールが増えて酸化すると、血管が狭くなるだけではなく血圧の上昇や血管が硬くなるなどの症状が発生する懸念があるので、新たな病気にならないためにも、オリーブオイルの摂取は役立つでしょう。
また、ポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化物質が含まれているため活性酸素の働きを抑える作用があり、老化対策にもオリーブオイルは有効だと言います。
活性酸素が体内で増えると老化の原因となるため、オリーブオイルを摂取して錆びない若々しい体を目指していきましょう。
便秘解消におすすめのオリーブオイル摂取方法
上記のように様々な作用をもたらすオリーブオイルですが、摂取方法について気になる人もいるでしょう。
調理をしなければ摂取できなければ、料理が苦手な人や忙しい人は摂取を続けることが難しくなってしまいます。
そこで、手軽にできる便秘解消のためのオリーブオイル摂取方法についてご紹介していきます。
摂取量
1日に摂取したいオリーブオイルの目安としては、大さじ2~3杯程度です。
1回で全て摂取することは難しいので、数回に分けて摂取すると良いでしょう。
摂取する時間帯
どの時間帯でも摂取は可能ですが、便秘解消を目指すなら朝の時間帯には必ず摂取しましょう。
また、食前に摂取することが勧められているため、食事の前に摂取するよう心掛けてみてください。
摂取方法
摂取方法としては加熱をすると酸化が進む可能性があるので、「生」の状態で摂取することが望ましいです。
食事をする前に大さじ1程度のオリーブオイルをそのまま飲む方法がおすすめですが、なかには直接飲むことが苦手な人もいるはずです。
そんな時には、サラダのドレッシングやパンにつけて食べるなど、自分なりに食べやすい方法で摂取してみてください。
オリーブオイルの種類
オリーブオイルと言ってもいろいろな種類があります。
ピュアオリーブオイルは、工場で精製したオイルに香りを付けるためにエクストラバージンオイルやバージンオリーブオイルなどを混ぜて作られたものです。
一方、オリーブの果実を絞り、ろ過をしただけの化学的な処理がされずに精製されたオイルをバージンオリーブオイルと呼びます。
そのなかでも、香りや成分の基準を満たしているオイルのみがエクストラバージンオリーブオイルと呼ばれ、高級品でもあります。
悩みを解消するためにも、購入する際には間違えないようにしましょう。
オリーブオイルで便秘解消…注意点はある?
オリーブオイルで便秘解消を目指すことは可能ですが、摂取する際の注意点はあるのでしょうか?
保存方法について
エクストラバージンオリーブオイルは酸化しやすい性質を持っていて、オイルが酸化してしまえば効果も薄くなってしまうので、保存方法に気を付けましょう。
また、紫外線に弱い性質を持っているため、遮光タイプのビンに入っているオイルを選びましょう。
摂取し過ぎないこと
体に良い、便秘解消に役立つからと摂取し過ぎてしまうと危険です。
健康に良い影響を与えるオリーブオイルですが、大さじ1程度でもカロリーは111kcal程度もあります。
摂取し過ぎてしまえば体重増加が懸念されるので、ダイエット中であると後悔する可能性もあるので、くれぐれも摂取し過ぎないよう注意しましょう。
下痢の時は摂取をしない
オリーブオイルは消化がしにくい食べ物のひとつで、そのため、胃腸に負担がかかることもあります。
その場合、下痢を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。
便秘と下痢を繰り返す人には向いていないので、オリーブオイル以外の方法で便秘解消を目指してください。
即効性はない
摂取すればすぐに効果があると考える人もいるでしょうが、オリーブオイルでも即効性はありません。
何日間も便が出ていない場合には、便が硬くなっているためオリーブオイルを摂取したとしてもすぐに効果は実感できません。
最低でも1週間は摂取を続け、様子をみてみましょう。
対処療法であることを理解する
オリーブオイルを摂取すると便秘解消を目指せますが、根本的な原因が分からなければ摂取をやめた時に、再度便秘になってしまうでしょう。
便秘の原因を見つけるまでのサポート的な役割として、オリーブオイルを摂取してみてください。
摂取方法としては、お味噌汁やスープに入れるほか、ヨーグルトや納豆にかける方法もおすすめですし、食べ方を工夫することで飽きずに続けられるので、興味があればぜひ実践してみてください。
オリーブオイルを摂取するだけで便秘解消を目指せるので、誰もが手軽に始められるでしょう。
しかし、過剰摂取や保存方法など注意すべき点もいくつかあるので、体調不良を招かないためにも正しい方法で摂取し、健康維持や便秘解消に向けて摂取してください。